冷製パスタ:フレッシュトマト・バジルと生ハムの冷たいカペッリーニ
パスタレシピ:冷製パスタ
パスタ:カペッリーニ
8/14(日)
冷製パスタ:フレッシュトマト・バジルと生ハムのカペッリーニ
自己評価:★★★★☆
手軽度合:★★★★☆
家族評価:★★★★★
その昔、僕にも輝かしい時代がありまして、カタコトながらもフランス語とインドネシア語ができたわけです。
今では見る影も無く、英語すらさっぱり分からなくなったのですが、その代わりに、表情と身振り手振り、絵を描く、日本語をごり押しする、という、いわゆるボディーランゲージなるスキルを身につけました。ほとんどの国で通じるので、とても便利です。
って、何の話かと言うと、どうせ忘れるにしても、イタリア語をかじっておけば良かったなぁ、ということ。
Capellini
ん?カッペリーニ、じゃなくて、カペッリーニだった…。
今までカッペリーニと呼んでましたよ。カタカナで正しい発音というのもナンセンスですが、カペッリーニが正しいのかな?
とりあえず、パッケージを確認してみよう。
あれ?
◇困ったときは、やっぱりGoogle
カッペリーニの検索結果 約 21,400件
カペッリーニの検索結果 約 710件
…。
◇困ったときは辞書でしょ。
Amoreイタリア語辞書でcapelliniを引くと… カペッリーニ
???
では、レシピです。
▼フレッシュトマト・バジルと生ハムの冷たいカペッリーニ(と書いておく) 3人分の材料
パスタ…デイチェコ カペッリーニ 0.9mm 240g
フルーツトマト…小6個くらい
バジル…10枚くらい
生ハム…50gくらい
にんにく…1片すりおろす
パルミジャーノ・レッジャーノ…適量
バルサミコ酢…適量
Ex.ヴァージン・オリーブオイル…大さじ4~5
黒コショウ…適量
塩…適量
主役のトマトですが、フルーツトマトと呼ばれる甘味と酸味の強いものを使いました。
ちなみに、フルーツトマトという品種があるわけではなく、水分を極力抑えて育てられたトマトを指します。
もしくは、プチトマトもいいでしょう。
もちろん、普通のトマトでもおいしいと思います。お好みでどうぞ。
そのトマトは、湯剥きします。
沸騰した湯に数秒漬け、流水で冷やして皮をつるんと剥きます。剥いたら、六つ切りくらいでカットします。
次に、ボールに、トマト、手でちぎったバジル、すりおろしたにんにく、Ex.ヴァージン・オリーブオイルを大さじ2杯くらい、塩・黒コショウを少々加えます。これでもOKですが、ここに、バルサミコ酢を加えます。少しずつ加えながら、好みの味になるよう調整して下さい。
味が調ったら、冷蔵庫に入れて冷やします。できれは2~3時間寝かせましょう。
パスタはデイチェコ・カペッリーニ(でいい?)0.9mm。capelliniは髪の毛のような、というニュアンスがある、素麺のように細いロングパスタです。
いつも通り、適度な塩分濃度(1%くらい。おすましの感覚で)で茹でますが、後ほど水で洗いますので、塩味はほとんど付きません。塩を入れることで沸点が上がり、ボコボコ沸騰させなくても100度前後の高温で茹でる事ができます。ボコボコ沸騰させると、パスタの表面がツルツルになってソースと絡みにくくなってしまいます。
デイチェコの場合、茹で時間は2分と書かれていますが、氷水で締めるので、表記時間通りに茹でると固すぎます。
目安は1.5倍と言いますが、氷水を張ったボールを片手に、パスタを茹でながら一本すくい、氷水で冷やして食べて、固さを確認する、これを繰り返しながら、ベストタイミングを見計らって下さい。
丁度良い固さになったら、流水で粗熱を取り、氷水にさらして十分に冷やして下さい。
冷たくなったら、よく水気を切ります。ここで水分が残っていると、ソースが味気無くなってしまうので、ペーパータオルなどで水分をふき取って下さい。と言っても、ちんたらやると、パスタがぬるくなるので、手早くやります。
次に、氷水を張ったボールを空にして、水分をふき取って、パスタを再度入れます。他のボールでもいいのですが、せっかくボールが冷えているので再利用します。
パスタを入れたら、Ex.ヴァージン・オリーブオイルを回しがけて、よく和えます。
すぐに冷蔵庫のソースをかけ、生ハムを加えてしっかり混ぜます。
出来上がったら、お皿に盛って、パルミジャーノ・レッジャーノをピーラーで削りながらふりかけます。
これで完成です。
嫁さんの評価はすこぶる高いものでした。女性はこういうの好きですね。
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コメント
こんにちは、はじめまして。
数ヶ月前にこちらを発見して、毎日楽しくお邪魔させていただいています。
実はイタリアに住んでいるのですが、自分にはパスタの知識が全然無いということを、こちらで痛感いたしました(笑)
これからもおいしそ~~な記事をよろしくお願いします。
Capelliniは、L(エル)が二つあるので、「ッ」が入り、カペッリーニと発音。お調べになったとおりです。
子音が2つ並ぶと、詰まった発音になります。
Viva Pasta!!!
投稿: mela | 2005/08/16 03:51
>melaさん
こんにちは。Capelliniの件、ありがとうございました。イタリア人の方に教えて頂けたので、疑問が晴れて気分爽快です。
僕はもちろん、読者のみなさんにとっても、イタリアからの情報はとてもありがたいので、これからも色々教えて下さい。宜しくお願い致します。
投稿: パスタレシピ研究会 | 2005/08/16 22:09
こんにちは。トマト、旬ですね!
トラバスパムのアドバイスありがとうございました。
ところで、私は日本にいた頃、マンツーマンの英語スクールに1年(といっても非情に頻度が少なかった)行ったことがあるんですが、個室にホワイトボードがあって、先生も私も絵を描くのが好きだったので、言葉で伝わらないといつも絵を描いてました。確か、100万円くらい授業料払った気がしますが、全然英語力、つきませんでした。英語でしゃべるのに照れがなくなったくらいが成果かな。今考えると、すごいもったいなかった。・・・、もったいなすぎるー!
イタリア語しゃべれるといいですね。私はフランス語聴くと意味もなくうれしくなります。音がきれいな言語、習得したい〜。
投稿: よっちゃん | 2005/08/17 01:58
>よっちゃん
こんちは。NYだといろんな人がいるから、その気になれば語学の友達兼先生がたくさんつくれそうですね。
先日、恵比寿で、たぶんアメリカの方に、I wana go to MAGURO,so…と聞かれて、一瞬築地にでも行きたいのかと思いましたが、はっと気付きました。目黒ね。MAGURO means TUNA と教えたら、ダイナミックにガハハ笑いしてました。言葉は難しい。
投稿: パスタレシピ研究会 | 2005/08/17 23:01
夏はトマトもおいしいしいいですよね。
わたしはハムなしが多いですが・・・
香りの高いオリーブオイルと熟成したバルサミコはおいしいですよね。
トラックバックさせていただきました。
投稿: seikatu | 2005/08/21 18:59
>seikatuさん
ラウデミオのEx.ヴァージン・オリーブオイルはいいですね。僕も愛用してますよ。
投稿: パスタレシピ研究会 | 2005/08/22 01:08