クリームソースパスタ:春野菜と鶏のクリームベースソースパスタ
パスタレシピ:クリームベースソース
パスタ:リングイネ
クリームソースパスタ:春野菜と鶏のクリームソースパスタ
美味度:★★★★☆
新鮮度:★★★★☆
手軽度:★★★★☆
難易度:★★☆☆☆
*評価について
春野菜のパスタというと、シンプルにオイルベースでいただくのが一番ですが、たまにはクリームベースで、春野菜の淡さとクリームやチーズのまろやかさを掛け合わせるのもいいものです。
使う野菜は何でも結構ですし、たくさん使ってもいいでしょう。
今回は菜の花を使う予定でしたが、ブロッコリーの枝(?)をいただいたので、これを使いました。
商品価値はほとんどなく、一般に流通しませんが、自家製だけあって、なかなかおいしい素材でしたので、菜の花に代えてみました。
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▼クリームベースパスタ 春野菜と鶏のクリームソースパスタ 3人分の材料
パスタ…デイチェコ リングイネ 300g
鶏もも肉…200g
にんにく…1~2片
ブロッコリーの枝…20本くらい
生クリーム…150ccほど
牛乳…100ccほど
ブランデー…30cc
ゴルゴンゾーラ・ピカンテ…40g
パルミジャーノ・レッジャーノ…大さじ2~3
オリーブオイル…適量
黒コショウ…適量
塩…適量
では調理です。
まず、チーズクリームソースをつくります。
フライパンで生クリームを弱火で温め、軽く煮詰めます。
次に、手で千切ったゴルゴンゾーラチーズを入れます。
ゴルゴンゾーラは、ピカンテとドルチェという2種類がありますが、ピカンテの方が刺激の強い香り・味。どちらでも結構ですが、パスタのソースには、ピカンテをおすすめします。
ゴルゴンゾーラを溶かしながら、牛乳を加え、適度な粘度に調節します。
後ほど、パルミジャーノ・レッジャーノを加えるので、この段階では、ややさらっとした仕上がりで大丈夫です。
次に、鶏のもも肉を、別のフライパンで炒めます。
鶏のもも肉は、炒める直前に塩・黒コショウを振っておきます。
フライパンに、オリーブオイルを入れ、、スライスしたにんにくを浸し、中火で香りを出します。にんにくの香りが立ったら、鶏のもも肉を上に乗せ、しっかり焼き色を付けます。
裏返して、裏面にも焼き色を付けたら、にんにくを取り除き、ブランデーを加えてフランベ(着火)してアルコールを飛ばします。
ブランデーを加えたら、軽く下茹したブロッコリーの枝を入れ、さっと炒めます。
下茹は、パスタといっしょに茹でれば結構です。
野菜によって、「下茹→炒める」 「茹でる」 「炒める」 どれがおいしいのか異なりますので、使用する野菜に合わせて選択して下さい。
最後に、チーズクリームソースを加え、ソースと肉汁をよく混ぜ、塩を少しずつ加えながら味を調えます。
パスタを入れる直前に、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノを加えてよく混ぜ、ソースは完成です。
ソースは、通常のチーズクリームソースより、少しさらっと仕上がった方が、春野菜を引き立てますので、粘度が強くなりすぎた場合は、牛乳で調節して下さい。
パスタはデイチェコのリングイネ。
僕はリングイネが好きなので多用していますが、タリアテッレもOKです。ショートパスタもいいでしょう。
お吸い物と同じかやや濃い位の塩分濃度で、アルデンテ一歩手前に茹で上げます。
パスタが茹で上がったら、ソースに加え、手際よくソースとパスタを絡めます。
これで完成です。
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< 調理のポイント・注意点、感想など >
今回は、野菜を1種類のみ使いましたが、いろいろ組み合わせても美味しいと思います。菜の花、グリーンアスパラ、ホワイトアスパラ、タラの芽、ブロッコリー、アーティチョークなどでしょうか。
また、舞茸が大変相性が良いので、加えてもいいでしょう。
ポイントその1は、春野菜の仕上げ。記事の通り、野菜に応じて、茹でるのか炒めるのか選択して下さい。
イタリア料理では、くたくたに野菜を茹でて(とくにブロッコリー)、フォークでつぶしながら食べることが多いのですが、日本人はしゃきっとした野菜が好きなので、今回は軽く火を通しています。
ポイントその2は鶏。表面をカリッと仕上げたいので、ソースと合わせるのは、パスタを加える直前です。
また、ブランデーの代わりに白ワインを使うと、表面がふやけますので、使わない方がいいと思います。
鶏以外でしたら、パンチェッタ(豚バラの塩・ハーブ漬け)もいいのですが、プロシュートやハモンイベリコなど生ハムをレアで使いますと、上品に仕上がります。
誰にでも好かれるレシピですが、ゴルゴンゾーラが苦手でしたら、パルミジャーノ・レッジャーノだけでもOKです。
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<次回の予告>
次回は、特別企画です。おたのしみに。
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コメント
はじめまして。料理初心者の大学生でまさと申します。
僕は料理を始めて半年が立ちますがどうしてもカルボナーラがうまく作れなかったんです。卵が固まりすぎるのを恐れていつもユルくなってました。でもこちらの「カルボナーラ:ローマ風全卵タイプ」を参考に作ったところ、加熱具合がバッチリでビックリするほどおいしく作れました!生クリームを入れなくてもあんなにトロリとまろやかなソースになるんですね。材料はパンチェッタは手に入らないのでブロックのベーコンとニンニク、白ワインも入れました。チーズはパルミジャーノ・レッジャーノを削ったものを。少しパスタが細めだったので今度は1.95mmでチャレンジし、何度も作ってぜひ得意料理にしたいと思ってます。
本当にいいレシピをありがとうございました。
これからも参考にさせていただきます。
投稿: まさ | 2006/05/15 00:28
>まささん
こんにちは。学生さんで料理に興味を持たれるなんて、感心してしまいます。
ローマ風カルボナーラがトロッと仕上がるのは、チーズのおかげです。チーズの分量を減らすと、さらっと仕上がります。
これからも宜しくお願いします。
投稿: パスタレシピ研究会 | 2006/05/17 01:00
はじめましてー。かえると言います。
上のまささんと同じくカルボナーラのレシピを今日参考にさせていただきました!
今までパスタは「混ぜるだけ」の簡単なものしか作った事が無かったけど面白いですねぇ~
少し四苦八苦してしまいましたが(^^;
それにしてもパルミジャーノ・レジャーノは凄い香り高いですね
ちょっと驚きました
いいレシピありがとうございました
これからも参考にさせていただきますー
投稿: かえる | 2006/05/20 21:53
>かえるさん
こんにちは。パルミジャーノ・レッジャーノをはじめて使うと、ちょっと感動しますね。
もっと追求しますと、質の良いもの、36ヶ月・48ヶ月ものといった長期熟成、カット~封詰めの上手なもの、など、上質のものが欲しくなります。
カルボナーラはシンプルなので、素材と腕によってかなり左右されます。大変奥深い世界です。welcome!
投稿: パスタレシピ研究会 | 2006/05/23 22:07
クリームパスタに鶏肉。
最高の組み合わせですね。
投稿: クリームパスタの作り方 | 2010/09/06 02:49