和風パスタ:水菜のナポリタン
パスタレシピ:和風ソース
パスタ:スパゲッティーニ
7/3(日)
和風パスタ:水菜のナポリタン
自己評価:★★★★☆
手軽度合:★★★★☆
家族評価:★★★★☆
朝起きると、嫁さんが「カブトムシが白くなった!」と騒いでいた。毎晩覗いていたのですが、明け方からはじまったらしい。
サナギから羽化(うか)しました。一番乗りは、立派なオスです。羽化仕立てなので、角や胸(頭)は赤黒くて羽が白いツートンカラー。残り3匹は全部メスのサナギなので、一夫多妻ですな。
2歳児はそれまで、カブトムシを、ごっついイモムシみたいなヤツと認識していましたが、「カブトムシがパパになった!」とご満悦の様子。
僕は幼少時代、かなりワイルドライフな住まいで生活していました。まぁ、親が寛大と言うか、昆虫や鳥を家で放し飼い。家の中をバッタが飛び跳ね、それをカマキリが狙い、さらにメジロ(ホントは飼っちゃダメな鳥)がそれを狙っている横で、僕らはご飯を食べる。その後、スイカをカブトムシやクワガタとご一緒する(ホントは、スイカはカブトムシやクワガタには良くない)。で、就寝タイムに電気を消すと、まるで星空のようにゲンジボタルが耀きだす。
さすがにそこまでは難しいですが、うちの2歳児にも自然から学ぶ生活をさせたくて、毎週、海や川、森に連れてっています。たくましく育てよ。
では、レシピです。
▼水菜のナポリタン 3人分の材料
パスタ…デイチェコ スパゲッティーニ 1.6mm 300g
ソーセージ…50gくらい
しめじ…1パック
ピーマン…中5個くらい
たまねぎ…1個
水菜…3束くらい
にんにく…3~5片
唐辛子…1本
パルミジャーノ・レッジャーノ…大さじ3~4
白ワイン…1/3~1/2カップ
オリーブオイル…適量
バター…適量
ケチャップ…適量
黒コショウ…適量
塩…適量
卵…ひとり1個
本日のナポリタンは、ナポリタン通には邪道だと思います。ご了承下さい。
まずはじめに、フライパンにオリーブオイルを入れ、つぶしたにんにくを浸し、弱火で香りを引き出します。香りが立ったら、半分に折った唐辛子、スライスした(または手でちぎった)ソーセージ、しめじを加え、火を通します。
次に、白ワインを注ぎ、水分を飛ばして濃縮させます。
パスタが茹で上がる2~3分前に、ピーマンとたまねぎを入れて、軽く火を通します。最後に、バター(ナポリタン通はマーガリン)、茹で汁をレードル1杯くらい加え、加熱しながらオイルとなじませます(乳化)。
パスタはデイチェコ・スパゲッティーニ 1.6mm。適度な塩分濃度(水3Lに対し、30gくらい。おすましの濃さ)でアルデンテ一歩手前まで茹でます。ナポリタン通は、あえてアルデンテより柔らかく仕上げますが、本日はアルデンテで頂くつもりです。
パスタが茹で上がったら、すぐにフライパンに投入してさっと絡め、ケチャップ、黒コショウで味付け。よく混ぜてケチャップが全体に行き渡ったら、水菜を加え、軽く混ぜます。
盛り付けて、目玉焼きとパルミジャーノ・レッジャーノ(ナポリタン通はクラフトのパルメザンチーズ)をトッピングして完成。
ナポリタンは、あまり頻繁にはつくりませんが、時々食べると、なかなかおいしい。
今回は敢えて、しゃきしゃきの水菜との相性を考慮して、アルデンテに仕上がったパスタで頂きました。本格的な茹ですぎパスタのナポリタンもいいですが、アルデンテもいいですよ。
<備考>
以前も触れましたが、ナポリタンは、戦後日本の洋食屋さんが生み出したレシピです。ナポリにナポリタンはありません。どうやら、パスタはイタリアから伝わったのではなく、アメリカを経由して伝わったようで、そのためアルデンテの概念が伝わらず、アメリカ風な茹ですぎの仕上げになったようです。洋食屋さんは、いろいろ工夫してナポリタンを生み出したのでしょう。その想像力に感心せざるを得ません。
その後、ナポリタンは洋食屋さん、喫茶店のメニューとして発展し、現在に至ります。独特の世界観があり、緑缶のパルメザンチーズとタバスコをたっぷりかける、冷めてもおいしいようにマーガリンを使う、アツアツの鉄板に乗せる、など、ナポリタン通にはこだわりがあります。昭和の味、というところでしょうか。
ということで、僕はナポリタンを「和風ソース」のカテゴリーに登録しています。